三叉神経痛 [2018.09.27] 三叉神経は顔や歯の感覚を脳に伝える神経です。この神経に支配されている部位に起こる痛みを三叉神経痛といいます。三叉神経痛は脳・脊髄など中枢神経に関連して起こる本態性三叉神経痛と、末梢領域の色々な原因によって二次的に起こる症候性三叉神経痛とがあります。本態性三叉神経痛は、頭蓋内で三叉神経に動脈硬化などで屈曲した動脈や静脈が直接ぶつかり圧迫によって生じます。一方、症候性三叉神経痛は、歯や副鼻腔などの炎症性病変や、骨折、腫瘍、多発性硬化症、帯状疱疹などほかの疾患が原因で起こされます。 前の記事へ次の記事へ