けがで歯が抜けたら
[2020.05.04]
こけた時やスポーツをしている際の衝撃によって歯が抜けてしまうことがあります。その抜けた歯をもとに戻すには、歯の根の部分の細胞である歯根膜細胞が生きている必要があります。この歯根膜細胞は乾燥するとすぐに死んでしまいます。そのため、歯が抜けたらその歯を乾燥させないようにしなければいけません。しかし、水道水などに浸すと浸透圧の影響によりすぐに細胞が死んでしまいます。そこで、身近にあるもので乾燥を防いでくれるものに牛乳があります。牛乳は浸透圧が人間の体液に近いため、抜けた歯を浸していれば歯根膜細胞を保存することができます。もし、牛乳がなければ口の中にいれて保存することも有効です。しかし、保存できるといっても長くはもたないので、歯が抜けたらできるだけ早く歯科を受診するようにしてください。